2013年3月14日木曜日

レポート~3/1(金)味噌づくり教室


「お味噌は、昔から続く伝統的な調味料。
 昔はみんな、家庭で手作りしていたものです。
 味噌づくり、というと、なんだか難しいような気がしてしまうけど、
 『味噌ってこんなに簡単にできるんだ!』と思ってもらえたら。」

今回のイベント開催にあたって、
そう語ってくれた、糀屋団四郎(新潟市)・藤井康代さん。


こうじに関わる人たちは、やっぱり肌が綺麗です!!
笑顔の素敵な藤井先生♪よろしくおねがいいたしまーす!

糀屋団四郎さんは、1932年から続く、新潟市南区のお味噌屋さん。
手作りで糀を作り、昔ながらの和釜で大豆を煮て、
手間暇かけて、こだわりのお味噌をつくっていらっしゃいます。


「同じ材料で作っても、それぞれの環境や大豆のつぶし具合によって、
 全然違う味になるのが面白いところ。
 少し心配もあるけど、それぞれ美味しく育ってくれたらいいな、
 と思っています。」


なんだか兄弟みたいですね!
さらに、お味噌が可愛くみえてきました♪

さあ、がんばりましょう!!


まずは、大豆を水に一晩ひたし、
5時間程度茹で上げる(圧力鍋で15~17分)のですが、
この工程、今回は藤井さんが新潟で済ませてきてくださったので、
大豆をつぶすところからのスタートです。



※糀屋団四郎さんの商品には、手作りお味噌セット(5kg)もあります。
 こちらは、豆をひたす・茹でる作業が必要です。



つぶしてもつぶしても粒が見つかります。
プチプチをつぶすあの感覚に似ていて、楽しい!!
みんな立ちあがって熱中。


すりつぶし加減はお好みで。
固さによって、お水を足すこともあります。

次に塩と糀をしっかりとまんべんなく混ぜ、「塩きり糀」を作ります。


しっかり混ざったところで、つぶした大豆と混ぜ合わせます。


ここがポイント!
しっかりと混ぜ合わせることが、美味しいお味噌の秘訣!



最後にアルコール消毒した容器に空気を入れないように敷きつめて・・・

 


作業終了~!!


1時間もかからず、出来上がりました~!
ビニール袋と手袋を使うので、汚れないし本当に簡単。


あとは、直射日光をさけて10か月~1年ほど静置しましょう。
味噌は匂いを吸収する特性があるので、匂いの強いものの近くには
おかないようにしてくださいね。

*梅雨明けくらいに1度天地返しを行うと、さらに美味しく出来上がります。
 蓋をあけて、表面のカビ(黒っぽいもの)と酸膜酵母(白っぽいもの)を
 取り除き、上下をひっくり返して混ぜ合わせ、再び空気を入れないように
 敷きつめ、密閉して熟成させます。CO2を取り除き、固さが均一になります。

お味噌は生きもの。
人間と同じような環境に置いてあげるのがベストだそうです。
なお、発酵しずらくなってしまうので、冷蔵庫には、入れないであげてくださいね。


残念ながらご参加いただけなかった方には、
糀屋団四郎さんの「手作り味噌キット」もおすすめです♪



みんなのお味噌が、すくすく育ちますように・・・!
藤井康代先生、本当にありがとうございました♪