2013年8月21日水曜日

「上越の食 試食&商談即売会」 開催レポート☆

暑い日が続いていますが、みなさまお元気ですか?
8月9日(金)~11日(日)、上越市の食と観光の魅力を紹介する上越の食フェア「上越の食 試食&商談即売会」が、元気いっぱい開催されました!

新潟県の南西部に位置する上越市は、日本海と山々に囲まれた、四季折々の魅力あふれるまち。海の幸、山の幸に恵まれた、おいしい食の宝庫です。
日本三大夜桜のひとつである高田城の桜や、上杉謙信公の居城跡「春日山城趾」など、歴史を感じられる見どころもいっぱい!
平成27年春(予定)には北陸新幹線が開通し、新たに上越妙高駅も建設中です。
 
そんな上越市をPRするべく、暑さに負けずお客様をお出迎えしてくれたのが「越後上越 上杉おもてなし武将隊」。
左が親方様(謙信公)。郷土の英雄、上杉謙信公の「義の心」を伝え、地元上越を盛り上げるため、全国各地に出陣しておる!とのこと。ときの声を上げての記念撮影も大人気♪

館内には、丹精込めて作られたおいしい食べ物がいっぱい!
全部を紹介しきれなくて申し訳ありません> <

ところで「上越の食 試食&商談即売会」というちょっと変わったタイトル。通常の物産展と、何か違うところがあるのでしょうか?

上越市農林水産部農業政策課 課長の 佐藤潔さんにお話をお聞きしました。

「今回のイベントは、「食」や「農」を切り口に、魅力あふれる上越市をPRする目的で開催しました。通常の物産展と違い、今回はバイヤー向けに商談会の場を設けました。
上越市産の農産物や加工品を実際に試食してもらい、首都圏での販路拡大につなげたいという狙いがあります。」

出展商品は、米や野菜といった農産物、漬物やそばなどの加工品、日本酒などなど、自慢の逸品ぞろい♪
上越市の豊かな自然と生産者の技が作り出すおいしい食の数々を、もっと多くの人に知ってもらいたい、と佐藤さんは話してくださいました。

実は今回ネスパスにやってきたのは、農業の分野だけではありません。
北陸新幹線の開業をきっかけに、もっと多くの方から上越市に来て欲しい!と、観光や交通政策の担当者が熱烈アピール♪
地域振興の関係では、上越市への移住や就農を後押しする「定住セミナー」を開催。
さらに、産業振興担当は、上越市の発酵食品の魅力を紹介する「発酵のまち上越の発酵講座」を開催しました。
ネスパスがまるごと上越市になった3日間でした!

イベント終了後、佐藤さんに感想をお聞きしました。
「私たち農業政策課だけでなく、観光や交通政策、Uターン支援など、複数の部局を横断する形でのイベント開催は初めての試みでしたが、上越市の多彩な魅力をPRできたのでは、と感じています。」
笑顔がすてき♪佐藤課長(右上)と上越市役所のみなさん
 
 
「私たちの上越市は、豊かな食、自然や歴史など、誇れる魅力いっぱいのまち。首都圏での知名度をさらにアップさせ、多くの方に上越市に訪れていただきたいです!今後も他の部局と連携しながら、取り組んでいきたいと思います。」
 
イベントは終わっても、上越市のみなさんの熱意はまだまだ続きます!
 
佐藤さん、最後にひと言お願いします♪
「8月28日からは、都内の有名レストランで、一流シェフが上越市の食材を使った料理を提供するフェアも開催されます。こちらにもぜひ足をお運びください!」
 
上越市からますます目が離せませんね♪♪

 
京の一流シェフが上越市の食材と出会う!
『越後上越meetトップシェフ~上杉謙信公「義の宴」』
都内レストランにて開催!
東京のトップシェフが、上越市の食材を使ったお料理を提供する、期間限定のイベントを開催します。詳しくは各レストランにお問い合わせください。


●フェア第1弾 8月28日(水)~9月10日(火)
アンティカ・オステリア・デル・ポンテ(千代田区丸ビル36F TEL 03-5220-4686)
フランネル嵯峨野亭(世田谷区奥沢5-23-21 TEL 03-3718-7101)
恵比寿笹岡本店(渋谷区恵比寿2-17-18  TEL 03-3444-1233)
恵比寿笹岡新丸ビル店(千代田区新丸ビル5F  TEL 03-3287-9088)

●フェア第2弾 9月1日(日)~9月14日(土)
SPAGHETTERIA BUONO!(千代田区東京ビルTOKIA  B1F  TEL 03-5223-8261)
ORGANIC&GRILL PLATE(港区西麻布1-11-6  TEL 03-5785-2725)
HOUSE(港区西麻布2-24-7  TEL 03-6418-1595)  
 

2013年8月1日木曜日

レルヒさんの経済効果 『志望動機は、レルヒさん!』

ご当地“ゆるキャラ”戦国時代、
くまモン、ひこにゃんなど、大人気ゆるキャラの経済効果は、
時に数百億円とも言われます。

メディア出演による観光PR、イベントへの誘客効果、グッズ展開・・・
さらには、組織の活性化や、住民の郷土愛の喚起、結束力の向上など
“インナー効果”という面でも、一役買っているといわれる“ゆるキャラ”。

でも、それって本当?

しかし先日ネスパスに、
新潟県を代表するゆるキャラ「レルヒさん」の経済効果を
肌で感じられる、ちょっと素敵な出来事がありました。

ということで、今回はスタッフTの目線から、
数字ではなく体感としての、ゆるキャラの経済効果について、
ご紹介したいと思います。

◆◆◆

----志望動機は、レルヒさん!


その親しみやすさと大きな身体、独特の動き・発言で注目され、
ファンクラブ(=「レルヒ団」)が、新潟だけでなく、関東・関西・九州にも
発足するほど人気の、新潟県のゆるキャラ、「レルヒさん」。
http://www.niigata-snow.jp/lerch_pc/
100数年前、上越市で日本にスキーを伝えた軍人さんがモデルのゆるキャラで、
現在は、スキーやウィンタースポーツ、新潟県のPRに大忙し!


そんなレルヒさんを愛する「レルヒ団」のひとり、
他県出身東京在住のNさんが、
ネスパス1F食楽園(物販)のアルバイトとして
働きはじめたのは、2013年・春のことでした。

Nさんです。
あそこにもレルヒさんがいるんですよ~と教えてくれました。
みなさんもネスパスの「隠レルヒ」を探してみよう!


「レルヒさんが好きで、レルヒさんのことも新潟のことも
 もっと知りたいと思って、応募しました!

 他にもフリーランスで働いているのですが、
 接客業は、ネスパス(食楽園)が初めて。
 でも、レルヒさんがいる新潟県のショップだから、
 なんとかがんばれています!」


他県出身で、新潟とは縁もゆかりもないはずのNさんが、
新潟県のアンテナショップで働きはじめた・・・

その理由は、「レルヒさん」。
それってすごくないですか!?

◇◇◇

「 実は、1年前までは「ゆるキャラ」なんて興味もなければ
 知識もなかった。なんか、いるよね~くらいでした。

 趣味は海外旅行。
 ブランド品も好きで、ヨーロッパには特によく行きました。

 だから日本には目が向かなくて、新潟県はおろか、
 国内の地理すら、全然分からなかったんです。


ここまでの話でいくと意外ですが、
Nさんは、たしかにヨーロッパが似合う、とても綺麗なお姉さん。
この日はシュシュも、レルヒ色(ウコン色)!

  でもある日、偶然、
 テレビでレルヒさんを見て、ハマってしまったんです!

 動きがコミカルで、背が大きくて・・・
 私の男性のタイプとも重なっていたのかも!?
 私自身も、周囲にも、相当驚きの展開で。笑

 実際にレルヒさんに会って、もっともっと大好きになりました。」



----そこから、Nさんの精力的なレルヒ団活動が始まります。


「 グッズは、保存用、使用用、予備で、3つずつ買うんです。
 オフィシャルグッズがどんどん出てきているので、
 新潟県を訪れるたびに、大量買いしています。


 レルヒさんを好きな人って大人が多いし、
 オフィスで使えるような、ふせんやペンなどのグッズが
 これから出てくるとうれしいな。

 昨冬の、湯沢町のレルヒさんスタンプラリーでは、
 12箇所中8箇所の雪山を制覇してきました♪
 最後のほうは時間がなくて、1日に2か所のスキー場で滑ったことも・・・笑
 現在の目標は、レルヒさんのセカンドシングル「レルヒサンバ」の歌詞を制覇すること。
 
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 ♪レルヒサンバ~黄色のあなたに贈る~/シュプール音楽隊
    作詞 ゴハン・シュトラウス二世
    作曲 千葉暢彦

  あなたと出会った万代橋  影を追って金谷山

  桜の花咲く高田城  あなたと下った阿賀野川
  津川の狐に胎内の昆虫 あなたに似ているわ

  新発田アスパラ 瀬波温泉(イヨボヤ会館) 
  涙はまるでフォッサマグナ(よく見りゃヒスイ)
  米は魚沼 恋は津南(ひまわり畑) 
  牧之通りでキスをした(雁木通り)

   ・・・・以下略

ダウンロードはこちら→
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 やりたいことがいっぱい!レルヒさんの出るイベントには、
 よっぽどでない限り、顔を出しています。」



----Nさんはじめ、全国各地の「レルヒ団」を虜にする、
            レルヒさんの魅力とは、一体?!


 「レルヒさんは、老若男女、誰にでも等しく優しい。
 私がこの先、おばあちゃんになっても、
 きっとレルヒさんは変わらずに接してくれる。
 それが私の思う、レルヒさんの一番の魅力。

 私は、レルヒさんにずっと活動していてほしいんです。

 だから、レルヒさんには、こんなに人を動かしたり、
 売り上げに効果があるんだよ、とアピールしなきゃ。

 イベント会場に行ったり、グッズを買ったりすることが、
 私にできることだと思うんです。」


おじいちゃん、おばあちゃんとも、もちろん仲良し!
写真:新井まちづくりブログ(http://blog.jcan.jp/machiarai/15483/

◇◇◇

----最近、レルヒさんコーナーも新設されたネスパス
  1F食楽園(物販)には、よ~く見ると、ゆるキャラが増殖中。


「 まだまだ戸惑ってばかりで、バイト仲間に助けられてばかり。
 いつもバタバタしています。
   不慣れなことが多いですが、新潟のゆるキャラに関しては、
 お店の中で一番詳しくご案内できると思うんです。

 この商品には、こんなゆるキャラがいて・・・とか、
 レルヒさんカレーは3種類全部混ぜ合わせて食べるのが美味しい・・・とか、
 そういうプチ情報を、お客様に伝えられる。

 そんな自分の強みを活かしていければと思っています。」


笹団子コーナーの「ササダンゴン」は、Nさん発案のディスプレイ


◇◇◇

----レルヒさんを通じて世界が広がった。

 
「レルヒさんに会いにいくようになって、2つの大きな変化がありました。

 ひとつは、日本に興味がわいたこと。

 レルヒさんと一緒にいたこのキャラは、何のキャラクター?
 その街って、どこにあるの?どんな子なんだろう?
 知るのが、楽しくて。
 レルヒさんを追いかけて、自然に日本各地を旅していました。

 おかげで、日本の地理や、新潟県の地理も理解できた。
 1年前の自分からは、想像できないくらい!

 もうひとつは、人との出会い。

 レルヒ団の方々との共通項は「レルヒさん」。
 年齢も、仕事も、普段の生活スタイルも、みんなそれぞれ。
 レルヒさんがいなかったら、絶対出会えなかった人たちばかりです。

 昔、レルヒさんがいるイベントで、ある女性に、
 「シャッター押してもらっていいですか?」と頼まれたことがあるんですが、
 彼女とは、他でも再会したりして、今では一緒にイベントに出かける仲。

 住んでいる場所も、これまでの人生も、
 全く接点がなかったけれど、
 「レルヒさん」を好きになったことで、
 こんなに仲の良い友人ができるなんて。」


ミンナ、仲良クナリナサ~イ

◆◆◆

ゆるキャラには、人を笑顔にする力がある。
笑顔になれば、行動したくなる。
その行動は、きっとどこかで、誰かのためになっている。

経済効果、という言葉はなんだか遠い世界のものに聞こえますが、
実は経済って、とっても身近にあるものですね。


全国津々浦々、本当にたくさんのゆるキャラがいます。
ブームも終盤、そろそろ下火?
なんて声もありますが、それぞれに、
その地域の人たちの想いの詰まったキャラクター。


とにもかくにも、


すごいよ、Nさん!
すごいよ、レルヒさん効果!!


その一言に尽きる、スタッフTなのでした。