2013年2月25日月曜日

NICO広報アドバイザー・今尾昌子さん~特集・新潟仕事人 vol.4

ネスパスには、たくさんの仕事人がいらっしゃいます。
今回は、新潟県在住でも出身でもないからこそ、新潟を元気にしている女性、
今尾昌子さんをご紹介します。


2月5日~6日に開催されたイベント
「雪国にいがた元気企業のチャレンジデイズ!」。

このイベントの影の立役者が、ネスパスの運営母体でもあるNICO
((財)にいがた産業創造機構)広報アドバイザーの今尾昌子さん(写真右)。


今回のイベントは、NICOの企業広報支援事業の一環である、
「出展力パワーアップ講座」の最終回。

伝える力を身に付け、現場での対応力を高めて
 成果をあげる。この主旨で、新潟にて座学とトレーニングの連続講座を
 受講した企業が、ネスパスで実際にイベントとして出展し、実践販売を
 行うため、異業種の県内5社の企業が出展されました。

そして、この講座で講師をつとめるのが、
グラン・ル―の代表であり、さまざまな業界の大手企業の
マーケティング・コミュニケーションの支援活動などに関わっている、
「コミュニケーションクリエイター」の今尾昌子さん。

NICOでは、広報アドバイザーとして毎月県内各地で開催中の
広報相談会の他、「広報チャレンジセミナー」「広報力パワーアップ講座」などの
講座も担当、毎週東京と新潟を行き来されています。

◆グラン・ルー  公式サイト http://www.mahsa.jp/

小柄な方ですが、誰よりも元気いっぱい!
表参道に大きな今尾さんの声が響きます♪


「私の仕事は、人と人の間をつなぐ黒子のようなお仕事です。

 NICOをはじめ、行政、民間企業などで相談会やセミナー、
 マーケティング・コミュニケーションの支援活動などをしています。

 NICOでは、これまで約400社様と、相談会やセミナーを通じて
 お会いさせていただきました。
 この活動がきっかけで、新潟県の市町村様からオファーを頂いたり、
 農家の青年部さんからオファーをいただいたり・・・
 新潟とのつながりが、増えたんです。」

今尾さんのアドバイスをもとに、手書きで書かれたPOP。
造り手さんの想い・美味しさがしっかりと伝わってきます。


販促方法、商品パッケージや、ホームページの重要性・・・
商品に関わる、あらゆるコミュニケーションをつくる、今尾さん。

新潟に深くかかわっている方ですが、実は県外のご出身なんです(!)


「東京在住で、出身は岐阜県。また、お仕事で全国に行くので、
 新潟の良いところ、課題点を「異」の視点で見ることができます。

 企業組織も、社会も、人と人も生き物。
 互いに「間」があって、生き物のようなものですよね。
 そこを上手く回るように、外からの目線を入れて、つながったり、
 動いていくようにするのが私の仕事です。


   今の仕事をする前は、印刷業界で13年ほど勤務していました。
 最終的には印刷物を作るんですが、そのお相手は様々。
 大変多くの業界の方々と関わらせていただきました。

 その後、グラン・ル―を創業。
 1人の会社ですが、1人ではありません。
 たくさんの方々と一緒に、お仕事をさせて頂いています。

 みんなが変わっていく様子を見るのが、楽しいです。」




まさに、新潟企業の現在を知る今尾さん。
今尾さんが考える、「新潟のここが面白い!」という点は?


「新潟のいいところは、何よりも人です。
 今、面白いなと思う動きは、60代以上の方々の事業開発力。
 そして、『おむこさん』のパワーに注目しています。

 『(有)ネオ昭和』さんってご存知ですか?
 十日町市で、「からむし」から作り出された天然繊維にこだわって、
 様々な商品を開発しているのですが、こちらの社長の村山さんは、
 平成10年に起業されました。 http://www.karamushi.jp/

 また、上越市には、50歳を過ぎて起業した
 カラーコーディネーターさんもいらっしゃいます。
 50代、60代以上が元気なのが、新潟の面白さのひとつ。

 また面白いのが、『おむこさん』のがんばり。
 新潟の女性は家を守る意識の高い方が多いようで、
 おむこさんを取る方が多くいらっしゃいます。

 その『おむこさん』が、都会で働いた経験を活かして、
 家業を元気にしているケースを、最近よく見かけます。

 愛が産業を育む、そんな現象が新潟で起こっていますね。」



“愛が産業を育む”・・・

なんて素敵な言葉でしょう。
新潟のおむこさん、注目されていますよ~☆


実は今回の出展者の中にも「おむこさん」がいらっしゃったんだそうですよ☆


今回のイベントに出展された、オーダー作務衣もつくる
新潟の着物屋さん「大黒屋」さんに、感想を聞いてみました。

「普段は、大手百貨店などで自分のところだけで出展をするので、
 食品関係や建設関係の方々と一緒にブースを出すという機会が
 大変貴重でした。
 異業種の方々と知り合えることも、収穫のひとつでした。」

たしかに。
着物の横で、スイーツや炊き込みご飯が買えるなんて、
なかなかないですよね。

新潟で活躍するモデル、今井美穂さんも遊びにきてくれました♪


異業種に触れ、異なる地域からの視点を知って、受け入れて、
そんな機会が、どんどん増えていけば、
今まで気付かなかった自分たちの魅力を再発見できるかも?

そんなことを思った2日間でした。

新潟県に関わらず、たくさんの企業・行政の
コミュニケーションをクリエイトし続ける今尾さん。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!


◆グラン・ルー 公式サイト http://www.mahsa.jp/
◆財団法人にいがた産業創造機構 http://www.nico.or.jp/

2013年2月6日水曜日

新潟大学教育学部附属長岡中学校さん♪


先日、「新潟大学教育学部附属長岡中学校(以下、付属長岡中)」
1年生14名が、「社会創造科」の一環として、ネスパスを訪れました。

今回は、山古志地区の特産品を紹介する取り組みを考えていく上で、
新潟県の特産品の現状や、そのPR方法を知るための体験学習。


まずはお勉強。ネスパスついての説明です。
みんな、しっかりメモをとってくれています。

観光センターにもお邪魔しました♪

紙風船を見つけた生徒さん。
どこの紙風船でしょう?と聞くと、「出雲崎!」と即答。



現在山古志の商品について調べている皆さん。
長岡の商品や「山古志味噌」、その他たくさんの商品を手にとって見学。



イベント会場でトッキッキにも遭遇!


生徒さんから「効果的なPRの仕方は?」という質問がありましたが、
ゆるキャラの登場などで店頭を盛り上げることも、大切なネスパスのお仕事。


ところで、「社会創造科」とは・・・?

大学の学部名のような名前ですが、「数学」や「国語」、「総合学習」のような、
いわゆる教科のひとつです。
文部科学省研究開発指定の一環のカリキュラム。

よりよい社会の在り方って、どんなもの?
勉強だけでなく、施設や事業所に赴き、体験的に学びを深める。
“持続可能な社会を創り上げる力を育てる”ための学びです。

◆文部科学省「新潟大学教育学部附属長岡中学校」

その名前からもわかる通り、付属長岡中は、新潟大学の付属校。
教育実習の回数も多く、教育研究も盛んです。
1年間を5つの教育期に分けたカリキュラムや、大学・学部との連携、
一貫教育カリキュラム開発・授業開発など、様々な取り組みをされているのだそう。




なんだかとてもアカデミック!

そんな新潟の中学生たちの学びの場として、
ネスパスが選ばれたことはとても光栄です♪

みなさん、ありがとうございました!


たくさん勉強して、たくさんの経験をして・・・
新潟から大きく羽ばたいてくださいね~☆