2014年10月8日水曜日

畑も、作物も、人と人との繋がりも。“いちから”つくる“イチカラ畑”~新潟仕事人vol.20



ネスパスの店頭に、素敵なキッチンカーが登場!


魚沼(堀之内)・小千谷から、
「イチカラ畑」さんがやってきてくれました~!!



こちらが、イチカラ畑・代表の吉田さん。
美味しいおそばを、畑から育てて、商品を作り、
今日は美味しく調理しています。


「東京は水が違うから、茹で加減が難しいですね~」


イチカラ畑さんは、
“いちから”つくる農業者グループ。
http://ichikara.shop-pro.jp/

食べてくれる方が、笑顔になるようなものづくりを、
と、新潟県小千谷市で活動しています。


無農薬・無化学肥料、できるだけ自然に近い条件で
こだわって作り、販売しています。
新潟県認定農業者でもあり、
平成23年度 全国そば有料生産者 農林水産省生産局長賞
を、「魚沼そば研究会」にて受賞されています。


聞くところによると、イチカラ畑さんは、

使われなくなった畑や牧場などの、
いわゆる『荒地』・・・
そういった場所を、『再開拓』して使っているのだとか。




「そういう土地が、いっぱいあるんですよ。

 やってみない?と、
 言っていただいたのがきっかけで、
 やっていたら、また声を掛けていただいて。」


魚沼(堀之内)・小千谷地域にて、
使われなくなった農地で、安心できる畑作り、
そば作りに取り組む、
イチカラ畑、代表取締役 吉田 勇童さんに、
お話を伺ってきました。



◆◆◆



--イチカラ畑の、きっかけ


「実は私、昔、北海道にいて。
 農業関係のお手伝いを、ちょっとだけ、
 かじったことがありました。

 そんな中、中越地震があって。

 実家のある小千谷に、
 実家の手伝いや、地域の
 復興のために戻ったんですね。

 その後、復興も落ち着いてきて、
 また県外に出て仕事をしようかな、
 と思っていた時ですね。

 地震で辞めちゃった牧場を使って、
 何かやってみない?

 って、探してる人がいるよって、
 話を聞いて。

 自然の中での仕事に興味があって、
 食に対する疑問を持っていたのもあって、
 思いつきとやる気だけだったんですけど、
 その牧場の再利用をさせていただくことに。

 じゃあ、何をやろうか、と。

 地元の特産品である、そばをつくろうか、
 と、3人でスタートしたんです。」





--手探りのスタート。


「使われなくなった田畑は、木や雑草がすごい。
 そんな土地を、まずは、作物が育つ環境にする。
 これが、まず、すごく時間がかかります。

 草刈り、ゴミひろい、土を耕して、
 数年かけて、作物の育つ状態にする。

 キノコ廃菌床やそば殻、もみ殻など、有機物を加えて、
 畑の微生物が元気になる環境を作ります。
 無農薬・無化学肥料、できるだけ自然に近い条件で
 地力を上げるお手伝いをしていきます。

 北海道で少しだけかじってきた、とはいえ、
 自分は、“農業をやってた”とは言えない。
 素人です。

 全然、何も分からなかったけど、
 周りの人、近所の人に聞きながら、
 手さぐり状態で。

 イチカラ畑のそばは、石臼で挽いているんですが、
 どうして石臼でそばを挽くのか、というと、
 近所のおじちゃんに聞いたら、こうなった。

 失敗ばかりだったけど、その分、
 たくさんの人と、絆が深まり、また、
 繋がっていける可能性も感じました。」




---楽しさ、そして、大変さ。


「楽しい時は、やっぱり、収穫のとき。
 大変なのは、月末です。笑
 
 1年目、2年目、特に2年目は、
 全然収穫できなかった。 
 今年から、ようやく軌道にのってきて。

 有難いことに、少しずつですが、
 商品が売れてきているのを感じます。
 今後は、もっとたくさんのお店に
 置いてもらえたら嬉しいですね。

 首都圏での販売にも力を入れていきたい。
 もっと、お客様の手に届きやすいようになれば。」




---イチカラ畑さんで、特に目を引くのが、素敵なパッケージ。



「商品パッケージ、ロゴや販促ツールも、
 みんなで考えて作っています。

 ロゴは、漢数字の1、
 一(いち) と、~(から)で、
 イチカラ。




 これ考えるだけで、半年くらい・・・苦笑


 のぼりやちょうちんなどの装飾は、
 特にイベントなどで目に付くもの。

 お客さんが興味があるのは、
 うちの名前より、
 「何があるか」です。

 「イチカラ畑」って名前を売り出すよりも、
 そば、って大きく出しています。」


ぱっと目をひく、のぼりやちょうちん。







-----イチカラ畑の、願い。


「環境と食の両面から安心できる畑づくりに取り組み、
 手から手へ。人から人へ。

 人と自然に感謝しながら、雪国新潟から、
 食を通じて共感していただける方々と
 繋がっていけたら。」



電話注文や、インターネット通販もどうぞ☆


◆◆◆

キッチンカーにて、
様々なイベントにも出店されている、
イチカラ畑さん。

現在、実店舗はないということなので、
県内のイベントなどで見かけたら、
ぜひ遊びに行ってみてくださいね♪



商品のご購入は、下記連絡先まで☆


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イチカラ畑

〒947-0035 新潟県小千谷市桜町5145-7 
TEL  0258-86-6966 /FAX  0258-81-6416 
(営業時間)8:00~17:00 
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いちから、丁寧に、人から人へ。

小千谷のイチカラ畑さんを、ご紹介しました。