2013年5月16日木曜日

つもりプロジェクト代表・白倉龍典さん~特集・新潟仕事人vol.9


ネスパスには、新潟からたくさんの仕事人がいらっしゃいます。

先日行われた、栃尾織物工業組合さん主催の
「おりなす EXPO」。
平成18年から毎年、春と秋の年2回、
ネスパスで開催されている一大イベント!


栃尾と織物の歴史は深く、その起源は古事記の記載にはじまり、
その語、全国的な織物産地としてその名を広め、
現在は、「化合繊/天然素材/差別化新素材の複合」
「ストレッチ」を得意とする、織物の里へと変化してきました。
そんな栃尾の「おりなす EXPO」で出会ったのが、
こちら、白倉ニットの白倉さん。




白倉さんは、白倉ニットの専務取締役の他、
新潟県の織物業を活性化するための取り組みのひとつ、
「つもりプロジェクト」の取りまとめも兼任されていらっしゃいます。

◆つもりプロジェクト◆


◆◆◆

つもりプロジェクトって、いったいどんな活動なんでしょうか?


「3年前、新潟県の繊維産業を活性化しようと、
 県の事業として起こったものが、今年から6社になって、
 企業団体として独立しました。

 (株)ハニーインターナショナルさん、栃尾ニット(株)さん、
 丸和繊維(株)さん、第一ニットマーケティング(株)さん、
 (有)ケイテイシーさん、そして(有)白倉ニット。

 それぞれの得意分野(糸づくりやニットづくり、織りや編みなど)
 を活かして、自分たち独自の商品を“作って売る”。
 
 “つもりプロジェクト”の、これまでとの最大の違いは、
   製造業である我々が、商品を企画・製造し、
  実際に店舗や催事場に立ち、販売をすること。

  今年は全国の百貨店で販売イベントも開催して、
  地域ごと、フロアごとに全然違う反応があるのに驚きました。
  また、 お客様の声を間近で聞き取れるというのも、大きな収穫でした。」




アパレル業界はしっかりと分業化されていて、
糸や布の製造に携わる方々は、お客様と直接触れ合う機会を
なかなか持てないのが現実。
そんな製造業の方々が、小売りにも挑戦することで、
新しい糸や布、織りや技術を、お客様の声からくみ取って活かす、
そんな循環が生まれようとしているんですね。
◆◆◆


“つもりプロジェクト”には、どんな商品があるんでしょうか?


「例えば、白倉ニットで言いますと、
 無縫製の「ホールガーメット」という技術があります。

 生地を縫い合わせないで服ができるので、
 着心地がよく、コストカットにもつながるし、
 360度伸びるニットになります。

 その技術で作ったのが「だんごクッション」。


 外部のデザイナーやプロデューサーさんとは、
 各社さんが直接やりとりをしています。」


◆◆◆

ちなみに白倉さんは、Uターン就職だそうですが・・・

「東京へ出て、その後、和歌山県にある
 ニットや布の「編み機」をつくる会社に就職。
 たくさんの織りや編みの技術を見て、最新の機械などに触って、
 その後、実家である新潟・白倉ニットに転職しました。」


東京、和歌山、新潟、3つの場所を見てきた白倉さんには、
新潟県はどんな風に見えているのでしょうか?


「新潟と他県の違い・・・
 やっぱり、ごはんが美味しいところかな。
 雪がすごいとか・・・

 あと、和歌山の子たちは買い物は大阪・奈良に行くんですけど、
 新潟の子は、新潟で買い物をする印象があります。

 新潟県は広いから場所にもよるだろうけど、
 いい意味で、どの都会からも遠いという立地は、
 新潟ならではかなと思います。」



◆◆◆
ちなみに、白倉ニットさんのホームページはとてもおしゃれ!
知り合いのWEBデザイナーさんに作ってもらったそうです。
他にも、糸井重里さんとコラボしてハラマキを作ったり・・・
「つもりプロジェクト」以外にも、外部の方々と一緒に、
新しいことに挑戦することが上手な印象な白倉ニットさん。

そんな白倉ニットさんたちが進めている、
「つもりプロジェクト」。

培ってきた確かな技術力と、新しい時代の流れを受け入れる柔軟さで
生み出されるプロダクトの数々が、これからも楽しみです!




「他とはちがう、新潟ならではのものづくりをかたちにすることが、
 「つもりプロジェクト」の現在の課題です。」


製造業の視点×売り場の感覚。
この掛け算で、これからどんなものが生まれてくるのでしょうか。

新潟の「つもりプロジェクト」、ぜひお見知りおきを!


■つもりプロジェクト

■有限会社白倉ニット

2013年4月22日月曜日

阿賀野川ライン舟下り・船頭 林真一郎さん~特集・新潟仕事人vol.8


ネスパスには新潟からたくさんの仕事人がいらっしゃいます。


今回は、文京区本郷出身、阿賀町在住。
道の駅「阿賀の里」駅長兼、阿賀野川ライン舟下りで
リピーター率No.1の船頭さん、林真一郎さんをご紹介します。

「若い人たちと一緒に、もっと阿賀町を盛り上げたい。」

広い背中に、阿賀らいん。

元焼き鳥屋さんで落語家を目指した過去もあるという、
気になる経歴の持ち主、林さんにお話を伺ってきました。


---きっかけは『船頭さん、募集!』

15年前、林さんは東京でやきとり屋さんを営んでいました。
しかし、不安定な収入、家族やこれからの将来のことなどを考え、
お店をたたむことになり、転職活動をスタート。

たまたま訪れた転職フェア(U・I ターンフェア)で、こんな言葉に出会いました。

『船頭さん、募集!』

当時、若干名の募集に応募は30名。
だめかなぁと思っていたら、見事合格!

家族から、船頭になることへの反対はなかった、と林さん。
しかし、妻も、小学校に上がったばかりの子どももいる。家もある。
そんな状況でのI ターン就職。
2か月家族と話し合い、単身赴任で阿賀町へ行くことになりました。

でも、林さんの決断は、決して夢や熱意、勢いだけの行動ではありません。
自営業と違い、毎月決まった額のお給料があり、子どもの学費、これからの
将来設計がたてやすい。それに、奥さんも東京で働いてくれている。
そんな状況を踏まえ、現実的な選択として、船頭さんへの道を選んだのです。



---超一流の田舎町、阿賀町です!

林さんは昔、落語家を目指していらっしゃったとか。
だからなのか、仕事柄か、人柄か。
接客・呼び込みが、もの凄く上手い!

“超一流の田舎町、田舎のエリート、阿賀町です!”
なんて気になるフレーズで、道ゆく人の足を止めます。

「こう言うと、地元の人には怒られるんですけどね。
 
 でも私は、尊敬の念を持って、自信を持って、
 超一流の田舎町、田舎のエリート、と言っているんです。

 本当に田舎で、夜は真っ暗。まさか自分が、夜9時に寝るなんてね。
 東京にいるときは、考えられなかった。
 
 なんにもないことの素晴らしさ、それをどう伝えたらいいのかな。」


昨年行われた、阿賀町のイベント。呼び込みはさすがプロ!


----船頭という仕事

阿賀野川は、新潟・福島・群馬の3 県にまたがり、
四季折々の風情と景観を持つ、日本有数の河川です。
http://www.aganogawa.jp/about/

そんな阿賀野川が、林さんの職場。


「船頭は、船の上ではスターになれる。
 ガイドも、小噺も、舟唄も歌うし、お客さんからのリクエストにも応えます。

 自分の言動に、ダイレクトに反応が返ってくる。
 1 回の舟旅は、40~50分。でも、たった40分で、
 お客さんが感動して、喜んだり、別れを惜しんで泣いてくれたりもする。

 そんな仕事、なかなかないじゃないですか。」


逆に、お仕事の辛さはどんなところでしょうか?

「自然相手の仕事ですから、自然の恵みも、厳しさも感じます。
 阿賀野川ライン舟下りは、1年中船を出しています。
 冬場の雪かきはいまだに辛い作業です。
 あと、水害ですね。

 阿賀野川は、2年前に大きな水害もあったけど、1年に1回は水害が起こる。
 このときは、船が流されないよう、みんな徹夜で船の番をする。」



----現在、そしてこれから。

「現在、アルバイト含めて15人の船頭がいますが、
 高齢化が進んでいます。平均76歳くらい、80を超える方も。
 世代交代が課題です。

 と言い続けて、15年経ってしまいましたが。笑

 まだまだ、『船頭さん、募集!』中。

 一緒に働きたいなぁと思うのは、感動できる人。
 ちょっとのことでも、「おぉっ」とか「すげぇ~」とか、
 リアクションがある人ですね。

 夢や熱意も必要だけど、感動屋さんが嬉しいです。

 そんな若い人と一緒に、
 阿賀町や船頭を盛り上げたい。」


船頭さんの募集はネスパス2F、U ターンセンターでもご紹介可能。
とはいえ、勢いだけでは続かないのが、U ターン、I ターン。
ぜひ、まずは相談員にご相談くださいね♪
http://www.niigata-uturn.jp/_uturn/

◆◆◆
道の駅阿賀の里は今年の7月で20周年!
阿賀野川ライン舟下りに、角神ダム湖遊覧船(4 月20 日~予定)、
魚市場にお食事処・・・他にも、寄席など催しも不定期開催されて
いるとか。ぜひお気軽にお問合せください。

超一流の田舎町で、超一流の舟旅を。

今回は、阿賀の里・林さんをご紹介しました♪

道の駅「阿賀の里」全景


■道の駅「阿賀の里」
〒959-4636 新潟県東蒲原郡阿賀町石間4301
TEL 0254-99-2121 FAX.0254-99-2665
http://www6.ocn.ne.jp/~aga1000d/river_no01.html

2013年4月16日火曜日

大力納豆・坂詰仁さん~特集・新潟仕事人vol.7


ネスパスには、新潟からたくさんの方々がいらっしゃいます。
今回は、新潟・魚沼の大力納豆 3代目、坂詰 仁さんをご紹介します。

新潟といえば納豆!
・・・と言われると、違和感がありますよね。

しかし、米どころ新潟。
ごはんのおともになくてはならないのが「納豆」です。
納豆と新潟の意外な関係とは?
納豆のプロ・坂詰さんに教えていただきました。




◆◆◆
~驚き① 魚沼の納豆占い~
魚沼地域では昔、納豆が占いとしても活用されていたそうです。

*12月25日(納豆五日)
   ・・・納豆を仕込む日。藁につつみ、雪の中で発酵させます。
*12月31日(大晦日)
   ・・・納豆の出来を確認する日で、この納豆は占い的な意味もあったそうで、
     納豆の出来が良ければ、新年はいい年だ!となるし、
     悪ければ、気を引き締めていこう、とみんなで言ったそうです。
             
そして新年、出来の良かったおうちは、近所の方々に納豆を配って歩いたのだとか。

◆◆◆
~驚き② “夏納豆”ってなんだ!?~
夏納豆は、魚沼地域に昔からある食べ物です。
寒い寒い魚沼地域。冬場は冷蔵庫のない時代も、
なんら問題ありませんでしたが、問題は夏場。

どうにか夏場も納豆を食べられないか?
ということで考え出されたのが、こちら“夏納豆”(「塩こうじ納豆」)。



塩こうじ、と聞くと最近開発されたもののように感じますが、
大きなカメに納豆を入れ、塩とこうじを加え、しょっからくしたもの。
魚沼地域、それに新潟や山形などに昔からある保存食だそうです。

帰省の際に家庭に出てきて喜ばれたり、お土産にしたり・・・
現在は、しょっぱさは調整してあるのでご安心くださいね♪

◆◆◆

いやいやいや、
新潟と納豆、こんなつながりがあるなんて知りませんでした!
最近では、魚沼の「きりざい」も、注目されています。
納豆と、すっかく(漬けすぎてすっぱく)なった漬物を混ぜて、
ごはんと一緒にかっ込む、栄養満タンの郷土料理です。



現在の課題と、これからの展望について、伺ってみると・・・

「新潟県内で言うと、昭和40年ころには70社あった
納豆屋も、現在は実質10社ほど。
 高齢化や跡継ぎ問題など、課題はいろいろあります。

 自分もどこかで聞いた言葉なんだけど、

 “愚痴を聞いて育った人間が、同じ仕事をやりたい、
  なんて思ってくれるわけがない“

 つかれた~、しんどい~、こんな仕事、先がねぇ~
 って毎日聞かされてれば、誰だってやりたくないでしょ?

 だから、愚痴らないこと。
 これは大切にしています。 
 
 愚痴と一緒だと、酒も飯もまずくなっちゃうしね。笑」



どうせ飲むなら美味い酒。
どんな仕事でも、というか人間には、これって共通ですよね。

「私は、全国納豆協同組合連合会の青年同友会という、
 若い衆の長もつとめさせていただいています。
 今、米の消費量が減っていることに危機感を持っていて。
 このままいくと、日本食が廃れるんじゃないか、心配です。

 納豆は、ごはんのおとも。ごはんが減れば、納豆も減る。
 だから、納豆だけでなく、日本食文化を盛り上げていかないと。
 そんな活動ができたらいいな、と、考えているところです。」



ちなみに、坂詰さんご自身は、納豆屋さんを継ぐとき、

迷いや葛藤はなかったのでしょうか?

「もちろん、ありましたよ。ありましたけどね。
長男だったし、周りが納豆屋のせがれとして見るわけです。

 高校の選択授業で、音楽、美術、書道があって。
 音楽を選ぼうとしたら、「おまえ、納豆屋が音楽じゃないだろう」と言われて。
 思春期の少年にとっては、衝撃のできごとでした。笑
 結局、そこで書道を選びましたけどね。

 でも、改めて考えてみると、おふくろ(2代目)から、
 仕事の愚痴って・・・・聞いたことがないかもしれない。

 ・・・うん、そうだわ。
 忙しいことがうれしい人だからなぁ。

 だから納豆屋になれてるのかも。」






ちなみに現会長で坂詰さんのお母様である坂詰直枝さんは、
ネスパスのホームページにも登場していただいています。

粘り強い「大力納豆」、その力の源は、
忙しいことを嬉しく思う前向きさなんじゃないか。
そんな気がしました。

大力納豆の坂詰さん。
ぜひ知っていただきたい、新潟の粘り強い納豆屋さんです。



◆◆◆
大力納豆      http://www.dairikinatto.co.jp/
〒946-0035
新潟県魚沼市十日町360-6
TEL 025-792-0411/FAX 025-792-7089
◆◆◆

2013年3月28日木曜日

ネスパスニュースの裏側。

こんにちは。ネスパスです。

ネスパスニュース最新号、2013年4~5月号が完成しました♪
内容はこちら↓ からどうぞ!




ネスパスニュースは隔月発行の、あなたと新潟をつなぐフリーペーパー。
今回は、その裏側をちょっとだけご紹介します!

◆◆◆

2月中旬。今日はネスパスニュースの取材日。
まだまだ雪のシーズン。東京から新潟へ向かう新幹線で、
「長靴が正解だったかな・・・」なんて思いつつ、新潟駅におりてみると。

新潟市内は、ほとんど雪はありませんでした。

県外の人が驚く事実、新潟市内はそんなに雪がすごくない。
広い広い新潟県、色々あります。

快適に車を走らせて向かった先は・・・
今回、表紙で特集させていただいた「ヤスダヨーグルト」さん!
http://www.yasuda-yogurt.co.jp/index.htm



阿賀野市にあるヤスダヨーグルトさんは、
生産調整で牛乳を捨てなくてはいけない、という状況の中、
捨てるくらいなら、何かできないか?
と、当時の酪農家さん9名が集まって、はじまりました。

今では、首都圏のスーパーでもよく見かけますよね。

敷地内に直営店もあり、ヤスダヨーグルトの購入はもちろん、
ワッフルやアイスのイートインすることもできます。
工場見学担当の鷹股さんに案内していただいて、工場を見学。

「へぇ~」「ほぉ~」、熱い視線でヤスダヨーグルトを見つめます。

ちなみにヤスダヨーグルトさんは、一般の方向けにも、
無料で工場見学を受け付けていらっしゃいます。
■詳細はこちら⇒http://www.yasuda-yogurt.co.jp/factory_tour/
 ※制限、注意事項をよくご確認の上、お申込みください。

生産方法、衛生管理、美味しさのひみつ・・・
たくさん教えてくださった、ヤスダヨーグルト・鷹股さんに御礼を言って、
一行は、次なる目的地、にいがた地鶏を育てる名人・西川さんのもとへ。

・ヤスダヨーグルトさん特集記事(ネスパスニュース2013年4~5月号)はこちら
 http://www.nico.or.jp/nespace/nespasnews.html

◆◆◆

この日、西川さんは“農家レストラン&農産物直売所「すがばたけ」”
にいらっしゃるということで、「すがばたけ」(長岡市菅畑地区)へ。

菅畑地区は、栃尾のさらに山の方。
さすがにこの辺りは雪がすごい。



途中、「この先にレストランなんてあるのかな…」と、
不安になりながら、雪に刺さったのぼりを頼りに進むと・・・
素敵な施設が見えてきました!

“農家レストラン&農産物直売所「すがばたけ」”!!
http://ameblo.jp/sugabatake/entry-10858299819.html
ランチ限定の、農村レストランです。

ごめんなさい!外観写真を撮り忘れました。写真は、
うまさぎっしり新潟コンシェルジュさんからお借りしました。
http://niigata-umacon.jp/shop.php?sid=nc00814


たまたま、にいがた地鶏生産普及研究会の方々も、
「すがばたけ」で打合せ中というナイスタイミング。

名人である西川さん、ネスパスの取材クルー、
さらにレストラン「すがばたけ」の原さんに、
新潟県の「にいがた地鶏」担当者さんも!
わきあいあいと、にいがた地鶏の取材が始まりました。

そんな中、「すがばたけ」の原さんが、嬉しそうに、
西川さんが名人たる理由を教えてくれました。


『俺たちが鶏舎(にいがた地鶏を育てる小屋)に入ると、
 にわとりは逃げちゃうけど、西川さんが入ると、全然にげね~んだ。
 だから、ストレスなく育てられる、名人なんだよなぁ。』


ストレスって環境から受けるものだけじゃないですよね。
育てる人、関わる人との関係性。
人間関係ならぬ、良い人鶏関係(?)が築ける、
そんな人が、西川さん。ちょっとやそっとじゃ、真似できない。
だから、名人なんですね。

◆にいがた地鶏◆================================
 ・にいがた地鶏生産普及研究会
 ・新潟県「にいがた地鶏」
===============================================


ちなみに、「すがばたけ」ではこんな素敵なランチが食べられます。

地元食材がたっぷり!

にいがた地鶏を楽しむなら、『虎千代鶏定食』がおすすめです。
まず、甘辛く炒めたにいがた地鶏をいただきます。
次に、ごはんと混ぜて、混ぜごはんで。
さらに、ダシをかけてお茶漬け?ひつまぶし?風に。
3通りの味が楽しめます。

にいがた地鶏の特徴のひとつに、癖が少なく皮まで美味しい、
ということがありますが、焼いて時間がたった焼き鳥に、
ダシをかけてもくさみを感じない、という所に、
にいがた地鶏のすごさを実感しました。

また、店内で毎朝手打ちするそばも評判です。

野菜の直売所は、こんな感じ↓↓↓


◆◆◆

商品の魅力や、生産者さんたちの想いが誤解なく伝わるよう、
たくさんお話を伺って、様々な方々のお力をお借りしながら、
「ネスパスニュース」は出来上がっていくんですね~。

ちなみに、会員登録は無料です。
あなたも新潟とつながってみませんか??


★ネスパス会員へのご登録は、こちらから★



・・・
【寄り道/その1】

「すがばたけ」の帰りに、道の駅とちおに寄りました。
道の駅とちおといえば、あげたての栃尾のあぶらげ!
本当に目の前で揚げてくれるんです!!


しかし今回、時間の関係で食べること叶わず・・・
涙をのみました。いつかリベンジ!!!

・・・

【寄り道/その2】

途中休憩の、栄サービスエリアで。


「ここが出入り口らいねぇ~」
方言って、あったかいです。

・・・

2013年3月25日月曜日

村友産業(有)村山友康さん~特集・新潟仕事人vol.6


「かすり糸界の革命児」----

日本の着物や織物業界から、信頼と注目を集める、村友産業(有)。

着物の糸づくりをなりわいとする村友産業さんは、その技術を生かし、ヨーロッパの伝統技術「シェニール織り」を甦らせた、新潟・十日町の企業です。その業界では「かすり糸(模様の入った繊細な糸)界の革命児」と呼ばれる、村友産業(有)とは・・・?

(有) 代表取締役 村山友康さんにお話しを伺ってきました。







こちらがシェニール織り。18世紀にスコットランドで生まれた織り方です。

日本に伝わったのは明治10年頃。その後一旦、日本での生産技術は途絶えましたが、村友産業さんと新潟県が力を合わせ、再度日本でも作られるようになりました。ドイツの「フェイラー」というブランドが有名ですが、実は、日本でも作られている織り物なんですよ~!





◆◆◆
つむぎ糸、そして「シェニール織り」との出会い----

村友産業さんは、着物、特に「つむぎ」を織るための、柄付きの難しい糸を作ることを得意とする会社として、スタートしました。なんと、十日町で作られている緻密な柄の紬は、100%村友産業さんの特許を使用して織られているんだとか!

と言うと、大変伝統ある糸屋さんのように思えますが、創業は昭和44年。友康さんで2代目、新しい会社という事実に、まずびっくり!

 (写真左が、噂の「つむぎ」です。)


それぞれに柄の入ったタテ糸とヨコ糸を合わせることで、美しい模様を織りあげる「つむぎ」。
プリントではなく、柄自体を織り込んだその布は、表も裏も同じ柄、3代使える高品質な憧れの着物でした。

しかし、タテ糸とヨコ糸の合わせがずれると、美しいつむぎにはなりません。職人の技と、繊細な糸が織りなす「つむぎ」は、海外では「奇跡の反物」とも称賛される日本の技。その技を支えているのが、村友産業さんのような、糸を作る会社さん。

そんな日本の技を支える村友産業さんが、ヨーロッパの伝統工芸「シェニール織り」に挑戦することになった理由とは、一体・・・?

それは、クリスマスイブ、1本の電話からはじまりました。

「日本でシェニール織りを作れないだろうか?」

とある問屋さんが、“かすり糸界の革命児”村友産業さんに、そんな相談を持ちかけました。受話器をおいて、友康さんのお父さんは、ひとこと。


「最高のクリスマスプレゼントが届いたぞ。」


◆◆◆
「シェニール織り」ってどんな布?---

シェニール織りは、ヨーロッパで生まれた、織物です。明治のころには和歌山で作られていたものの、後継者が消え、日本での生産は途絶えてしまいました。

「シェニール織り」の最大の特徴は、「再織り」。

普通、布は糸から織ります。しかしシェニール織りは、まず「糸にするための布」を作ります。その布を割き、「モール糸」と呼ばれる糸を作り、最後に柄を合わせて織っていくことで、吸水性がよく、軽く、丈夫で美しい柄入りの布になります。







・・・なんて手のかかる作業!!!!


◆◆◆
伝統と新技術の融合---

こんな手のかかる作業を「ビジネス」に・・・。

その秘密は、伝統と新技術の「住み分け」と「掛け合わせ」の上手さにあると感じました。

織りのデザインが決まったら、まず画像をコンピュータに取り込み、「エアピン織機」という自動織り機が、糸にするための布を、自動で織りあげます。この過程は、人間のアタマで考えるよりも、システムで管理した方が、手間も時間も圧倒的に効率的。

 

ちなみに、デザインをコンピュータに取り込むとこんな感じ。
この設計図をもとに、コンピュータが素早く正確に動くそうです。



モール糸ができたら、いよいよ仕上げ!

ヨコ糸の柄を合わせて、美しい模様にしていく・・・。
この工程は、手織りで行われます。職人の腕がたよりです。
友康さんも、もちろん職人のひとり。

「職場では、ほとんどしゃべらないですよ。
 仕事仲間が、こんな風に販売している自分を見たら、
 すごく驚くはず。」

卓越した集中力が必要な、職人の世界なんですね!
でも、そもそもそのシステム、すごくありませんか!?

「技術開発の際は、新潟県に協力していただきました。
それで、コンピュータを導入することができて・・・。
昭和56年、シェニール織りを作ることに成功したんです。

うちは他にも様々な特許を持っていたりするのですが、
開発に特許料、お金の面では大変な時期もありました。
 そんな時、ある銀行の方から、こんな言葉をもらったんです。

  『おめさんらのアタマにお金を貸すから、完成させろ』

今でも感謝しています。本当に有難かった。」





ヨコ糸を合わせて織っているので、タテのラインやこんな
格子模様をつくろうなんて、普通、思わないんですよ、と
笑う村山さん。それでも挑戦してしまうのは、職人魂でしょうか。


◆◆◆
今とこれから----

「今回は、はじめての県外での販売会でした。
 お客さんの違いや、反応が直で見られて、
 収穫になりました。

 今までは、糸をつくるところまでがうちの仕事で、
 そこから先のことは、また別の考えだったんだけど、
 お客様とお話しすると、新鮮で楽しいですね。」

苦労・やりがいを伺うと、
「でもやっぱり、ものづくりは楽しい」と、村山さん。



「モノがあるから商売が生まれるわけで・・・
 実態があるものですからね。
そういう強さがね、いいところですよね。
農業だって、工芸だって、“ものづくり”を
してる人たちは、すごいと思う。」


◆◆◆
村友産業さんのシェニール織りは、独自に仕入れた繊維を
使っているので、軽いのにボリュームがあり、色彩豊かで華やか、
かつ、吸水性がいいものに仕上がります。タオルのように
ひっかけてダメになってしまうことなく、また、百貨店などに出す
商品なので、品質の高さは折り紙付き。

ちなみに、アルビレックス新潟のサポーターでもある村友さん。
ですが、その話はまた次の機会に!

村友産業さん、ぜひ知ってほしい、新潟のすごい会社さんです。

<村友産業(有)facebookページ>