2009年6月3日水曜日

新潟自慢②【裂織】

こんにちは。 ネスパスのTです。
今回の新潟自慢は、佐渡の“裂織(さきおり)”という伝統的な織物について。

木綿の栽培に適さなかった佐渡では、木綿布は大変貴重なもので、古くなった木綿布はすぐに捨てることなく、細く裂いて織直す“裂織”が作りだされました。

裂織で作った衣服はとても丈夫で、海や山で働く人の仕事着として長く着用され、破れては繕い、最後には雑巾にして形のなくなるまで使われました。先人達の物を大切にする気持ちが込められているものなのです。                                                                  ←これが裂織(同じ柄のものは一つとありません。)

化学繊維が多く衣服に使われる昨今ですが、素材として日本の四季、風土になじんだ木綿の肌ざわりを見直そうと、ファッションデザイナーとしてご活躍しておられる岡嶋多紀さんは、バイヤスに切った布で「たき織」という裂織を制作してらっしゃいます。

その岡嶋多紀さんから頂いた、綿の花の種。
←これが綿の種(ふわふわの綿でくるまれていてとても可愛らしい。)

なんだか梅雨の予感がするお天気が続いていますが、本日ネスパス屋上でその綿の種を植えました!上手に育つとクリスマスの時期にお花屋さんで見かける、“コットン”が実ります。芽が元気に出てきてくれますように☆