映画『夢は牛のお医者さん』(製作:TeNYテレビ新潟)
親子試写会が行われました。
◇映画「夢は牛のお医者さん」公式HP◇
https://www.teny.co.jp/yumeushi/
※テレビ新潟(映画制作者)からのお願い※
映画に関しての取材やご感想は下記連絡先へお願いします。
≪テレビ新潟事業局企画開発部≫
TEL 025-283-8140
(月~金9:30~18:00)
※主人公の知美さんは「一般人」です※
現在も子育てを続けながら、日々牛の診療を続けていらっしゃいます。本人への直接取材や訪問は、診療や家庭生活の妨げとなる恐れがあり、実家や牛舎への取材や訪問も、伝染病など衛生管理のうえでも、避けて頂きますようお願い申し上げます。
◇◇◇
本作は、「獣医になりたい」とまっすぐに
夢を追った、新潟県のとある女性(知美さん)の
26年間に密着したドキュメンタリー映画。
もともとは、日本テレビ系列「ズームイン!朝」の
ワンコーナーのがきっかけで、TeNYが取材を続け、
今回、映画化となりました。
会場には、フリーアナウンサーの徳光和夫さんや
TeNY「新潟一番」でおなじみの堀アナウンサー、
時田美昭監督が登場。また、本作でナレーターを
務めたAKB48の横山由依さんもビデオメッセージで登場し、
大いに盛り上がりました(^^)
左から、徳光さん、時田監督、堀アナウンサー
一般公開は、3/29(土)~ポレポレ東中野にて。
新潟では、新潟シネ・ウインドや十日町シネマパラダイス、
高田世界館などにて順次公開予定!
ちなみに、ネスパス1F食楽園でも、~3/28迄、
お得な前割チケットを販売していますよ~!
(通常1,700円⇒ネスパス前割1,300円)
---映画『夢は牛のお医者さん』の魅力。
映画上映後、大きな拍手に包まれた会場でしたが、
この拍手には、2つの意味があるように、
スタッフTは感じました。
ひとつは、主人公の知美さんへの拍手。
もうひとつは、本作を“ドラマ”として
作り込むのではなく、
ひとりの人間の姿と人生を、
ありありと捉え続けた、制作者への拍手。
徳光さんは、本作について、
「知美さんは、テレビに何一つ媚びていない。
まずこれがすごいよね。
同時に、26年もの月日をかけて取材を続けた時田監督。
ふたりの関係性があってこその、作品なんじゃないかな。
それをテレビ局(TeNY)が後押しすることもすごいし・・・
なかなかできないことですよ。」
---映画のあらすじ
◇◇◇
児童9名の小さな小学校に、クラスメートとして“入学”した3頭の子牛。運動会に日々のお世話・・・子どもたちと3頭は、楽しい時間を過ごします。しかし、お別れの日がやってきます。そこで行われたのが、“牛の卒業式”。当時小学3年生だった主人公・知美さんは、この経験から、「牛のお医者さんになりたい」という夢を抱きます。
高校生になった知美さんに再開した当時の取材ディレクター(時田監督)は、夢にむかって進む彼女の強さに動かされ、密着取材を再開。様々な試練をクリアして、晴れて獣医になった2003年春。「ズームイン!!SUPER」で知美さんの姿が全国放送され、大きな反響が寄せられました。しかし、知美さんはこう話します。
「夢が叶ったのではない。ようやく夢のスタートラインに立っただけ」
夢には続きがありました。獣医になり、結婚・出産、子育てを経験しながらも畜産獣医を続ける知美さんの「今」の姿を通して、「夢」そして「夢の続き」、さらに「家族・故郷・仕事の喜びと現実」を加えた、ひとりの女性の26年間を捉えた、ドキュメンタリー映画です。
◇◇◇
---“ドキュメンタリー映画”という強み。
あらすじを聞くと、「よくあるサクセスストーリー?」
と思われかねませんが、それはちょっと違います。
なぜなら、この映画が完全ドキュメンタリーだから。
お芝居ではなく、作りものではなく、
全てが現実に起こっていることです。
『こういう風に生きている人が実際にいるんだな、
これって現実に出来ることなんだな』
これが、生きる勇気になるような。
映画なんですが、報道番組のワンコーナーを
見ているようでもありました。
◇
撮られる側の知美さんは、時田監督を
「カメラを持って時々遊びにくる親戚のおじさん」
のように思っていたそうです。
テレビの人だ!と意気込んでいたのではなく、
親戚のおじさんがそこにいる、という感覚。
主人公の知美さんは、誰かの気持ちに訴えたくて
夢に向かってきたのではありません。
ただ一生懸命に、自分の人生を生きているだけ。
◇
撮る側の時田監督も、伝えるために作るのではなく、
自分の夢“知美さんの夢に密着し、見届けること”のために、
彼女の生活の要所要所を、「捉え」「記録して」きた。
それを、“誰かの力になるのなら”と、まとめ上げた。
◇
メッセージありきの作品ではなく、
“とある人間の姿に魅せられて”、とあるテレビマンが
『この姿はすごい』と思ったから、映画になった。
お芝居ではない。
現実にひとりの女性が今を生きる姿。
この姿が、私たちを強く励まし、揺さぶります。
---時田美昭監督からのメッセージ
「今回の試写会には、北海道から参加して
くださった方もいらっしゃいました。
嬉しい限りですね。
この映画を見て、畜産獣医になりたい人が
少しでも増えてくれたら。
実は、最初に“牛の卒業式”を取材してから、
学校が廃校になって、4年間ほど、
取材のブランク期間があったんですよ。
獣医になりたい、って彼女の夢は知っていた。
でも当時は、子どもの夢だな、と流してしまっていた。
だけど、高校生になった彼女が、
下宿をしてまで遠い進学校に通って、
「3年間はテレビを見ない」って、
夢のために真剣に取り組む姿を知って。
私は、彼女の夢を真剣に受け止めていなかった。
テレビマンとして、自分を恥ずかしいと思いました。
それからの私の夢は、
「彼女の夢に密着し、見届けること」。
実は、知美さんが獣医になった、夢を叶えた時に、
「ズームイン!!SUPER」でそれまでの取材内容を、
放送したんです。想像以上に反響が大きくて。
その後、東日本大震災が起きて、新潟県にも
多くの方が避難されてきました。
何もかも失ってしまった人だっているかもしれない。
それでも、もしかしたら、知美さんの姿を見たら、
もう一度、夢や希望を持つことができるかもしれない。
東日本大震災を経験した家族・そして子どもたちに、
もう一度、いや、新しい『夢は牛のお医者さん』を
見てもらいたいと思った。
全国の人に見てほしい。
だけど、TeNYは新潟のテレビ局です。
だから、テレビ番組ではなく映画にしたかった。
当然、社内からは「無理だ」という声もありました。
でも、私は知美さんの生き方を見続ける中で、
「はなから諦めるのではなく、挑戦する」ことが
大事だということを、彼女自身から教わってきました。
結婚して、子育てをしながら家畜の獣医を続ける
「今」の知美さんを通して、
「夢の続き」だけでなく、「家族・故郷・仕事の喜びと現実」を
加えた26年間を描こう。
誰にも愛されるプロの獣医になった知美さんの姿・・・
彼女の生き方が、私の背中を押してくれたからこそ、
この映画は完成しました。
私の新たな「夢」が、ここに実りました。」
----最後に。
徳光さんは、今回のイベントの〆に、
こんな川柳を詠んでくださいました。
“よろこびの なみだも 別れ なみだかな”
知美さんが、獣医になれた時の喜びの涙。
親に迷惑をかけたくないと1本勝負で受験した
大学受験に合格した時の喜びの涙。
すべての始まりは、小学3年生の時に経験した、
「牛の卒業式」で流した別れの涙でした。
なんて素敵な川柳なんでしょうか。
ちなみに、時田監督も26年前の「牛の卒業式」で見た
小学生のみなさんの涙に、
『こんなに綺麗な涙、見たことがない。』とコメントされています。
もちろん、映画を見ている徳光さんの目からも、
光るものが流れていたのは言うまでもないお話・・・(^^)☆
◇◇◇
最後に、主人公・知美さんからのメッセージ。
「獣医として、自分はまだまだです。
はじめに映画化のお話を聞いたときは、
驚きました。
でも、時田監督の気持ちに共感し、
また、ひとりでも多くの人の心が、
温かくなるのであればと思い、
映画のお話をお受けいたしました。
ひとりでも多くの方の心が、
温かくなればと思っております。」
◇◇◇
何度も言うようですが、知美さんは普通の「一般人」です。
くれぐれも、映画に関しての取材やご感想は、
まず、テレビ新潟事業局企画開発部へ!
(TEL (025)283-8140(月~金9:30~18:00))
映画『夢は牛のお医者さん』。
新潟発の、素敵な映画がまたひとつ公開されました。
公開が楽しみ!
劇場にて、ぜひご覧ください~(^^)!!!
◇映画「夢は牛のお医者さん」公式HP◇
https://www.teny.co.jp/yumeushi/